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まずは、大学の就職ガイダンスに参加しよう

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大学の就職部によく掲示してある「就職ガイダンス」という文字。

これに参加することから、まず就職活動はスタートするんだ。

ところで、就職ガイダンスってなんだろう?
これは、大学の就職部が主催する、「就職についての準備メニュー、心構え、流れ」を教えてくれるカリキュラム。とはいっても、必須科目の単位になっているわけではなく、土曜日や、平日の夕方、大講堂・大教室で開催されることが多い。

おもに、就職ガイダンスは、2つのパターンに分かれるんだ。
まず、1つめは、大学の就職部が主催する、3年生の夏休み明けの10月、11月頃に、1回だけで行われるガイダンス。2つめは、年間を通じて、就職部が、自己分析講座、履歴書、エントリーシート、面接、筆記試験、作文などの就職活動の一連の流れを講演してくれるケース。これは、就職部+外部講師+企業人事がレクチャーするケースが多い。
就職ガイダンスは、当然無料だから、アルバイトやサークルは入れないで、絶対参加しよう!

就職ガイダンスの具体的内容とは?

97年に就職協定が廃止され、企業の採用活動は年々早まってきたが、その状況に応対するため、3年生の就職ガイダンスは年々早まっている。たとえば、私が毎年教鞭を執っているあるS大学は、ゴールデンウィークからスタートしているのだ。
その年間スケジュールを参考までにあげておく。

第1回 5月上旬 就職部長講話
第2回 5月下旬 就職について考える
第3回 6月上旬 仕事発見セミナー
第4回 6月中旬 R-CAP受検会
第5回 6月下旬 自己分析基礎講座
第6回 7月上旬 R-CAP結果解説
第7回 7月中旬 履歴書の書き方基礎講座
第8回 7月下旬 面接必勝講座
第9回 9月下旬 総合就職テスト
第10回 10月上旬 インターネット活用法
第11回 10月中旬 履歴書・エントリーシートの活用法
第12回 10月下旬 業界研究会
第13回 11月上旬 模擬面接実践セミナー
第14回 11月中旬 経済新聞の見方
第15回 11月下旬 OB・OGの体験発表会
第16回 12月上旬 論作文の書き方と筆記試験対策講座
第17回 12月中旬 マナー講座
第18回 12月下旬 Uターン就職/女子学生特別ガイダンス

最近は、就職ガイダンスを単位制にしているところがあり、必須科目にしている大学もある。
上記の大学は、水曜日の3時間目である。出席率は当然高く、学生のモチベーションも高い。
このサイトの就職講座も、上記のような大学のガイダンスの講演をもとに、さらにわかりやすく誌上レクチャーする形式にしたい。

ズバリ!企業のホームページの見方、教えます。

この時代、インターネットを使わない手はない!
ということで、ここでは、インターネットでどのように就職情報収集をすればよいかをアドバイスしていこう。

いまや、企業がホームページを持つのは常識の時代。
企業によっては、会社案内をパンフレットとしては作成せず、ホームページだけで行っているところもある。
企業の概要だけでなく、その会社がどんな活動をしているのかを知ることもできるのだ。
各企業のトップページの、メニューをみると採用活動をしている会社のほとんどに、「採用基準」といった項目がある。
ここでエントリーすることも可能なのだ。

ただし、前年度の採用活動が終了すると採用コーナーを一時閉鎖する場合もあるので、
根気よくアクセスしていこう。
インターネットのすごいところはなんといっても、検索性が優れているので、
いろいろな角度からアプローチしてみると良い。

まず、社名がわかっている場合は、ポータブルサイトなどのサーチエンジンに社名を入力して探せるのだ。
次に、業種から検索したい場合だが、ヤフーやインフォシークなどのポータブルサイトの「ビジネス」の中の「企業」のメニューから興味のある業種に絞り込んで、企業のホームページにたどり着ける。
最後に、自分の興味から探したい場合は、興味に任せて自由にネットサーフィンしているときでも、気に入ったページの作成者が企業であったり、リンク先に興味のある分野の企業一覧が出ている場合があるのだが、普段からブックマーク(お気に入り)を心がけると、役に立つので、参考にしてほしい。

企業への資料請求ハガキの仕方

履歴書などもそうであるが、ワープロ・パソコンがあたりまえの現代も、ハガキは手書きが望ましいとされている。めんどうかも知れないが、それで相手の印象を落とすよりは手書きで送った方が無難である。

情報誌に添付している資料請求ハガキはほとんどが受取人払いである。学生にとっては、通信費も電話代もかからず、資料請求ができる魅力的なツール。大企業にはかなり大量に届くので、ハガキが選考対象になることはほとんどないが、中小企業では1枚1枚目を通している場合もある。

気を抜かずに、送付しよう。

メールエントリーも年々増大傾向である。

ここで、メールエントリーと資料請求について、注意点を掲げておく

資料が届いたら、お礼状を出そう。

私は、会社案内が届いたら、同封のエントリーシートやアンケートを返送するだけでなく、お礼状を必ず出していた。その礼状の中には、資料を読んだ感想や意見、受験に対する熱意や気持ちを入れるとポイントUP。しかし、だらだら書くのではなく、シンプルにまとめるのがポイントだ。

資料が届かなくてもあきらめないこと!

資料がまだできていないケースや、もともと資料を作っていない中小企業などは送付されない場合がほとんど。資料が送られてこないからといって、落ちたというわけではないので、受験をあきらめることはないのだ。私も、「資料請求したのに、なんで届かないんだろう?大学名かな?浪人したからかな?それとも成績が悪いから?」などいろいろ資料が届かなかったとき、疑心暗鬼になったりした。心配ご無用だ!

誤字・脱字・乱筆はNG!

とはいっても、汚い字で書いたり、ハガキが汚れていたり、誤字だらけだと即刻OUTである。
実は、私も卒業後知ったのであるが、資料請求ハガキは、コンピュータや専門の業者を使って記入内容、送付時期、学校、学部、性別などによってしっかり仕分けされているのだ。
記入内容や、送付時期は、重要!駆け込み寺のように、ギリギリで送らないようにしよう!こんな資料請求というオープン戦でつまづいてるともったいない!資料請求だからといって、手抜きをしてしまうと、採用対象から除外されてしまう。あとのエントリーシート、作文試験などとも、リンクすることなので、資料請求といえども、充分本番モードで臨もう。そう、「一事が万事」なのである。

就職対策本は、どのような本を買えばよいのか?

最後に、よく学生に「唐沢先生、就職活動の本は、どのようなものを買えばよいのでしょうか?」という質問がある。確かに、書店に行くと、「これでもか!」というくらい数多くの本が店頭に並んでいる。当然、そんな質問には、「唐沢明著の就職本を買えばいいんです!」といえばよいのかも知れないが、私は、決してそうは言わないことにしている。

書店を歩くと、そんないろいろなヒントが転がっている。

時代やトレンド、そして話題の人物、現代の企画など、いろいろ就職活動に、直接&間接的につながるヒントが転がっているのだ。就職本コーナーだけでなく、ビジネス、自己啓発コーナーなど、あらゆるジャンルの場所を探索してみよう!では、実際、どのような就職本を読めばいいのか?

まず、タイムリーに話題、情報が入ってくる「就職情報誌」を購入しよう。

これは、お手軽&お気軽に購入できるのだ。ワンコインで、しかもおつりで缶コーヒーが買えるというリーゾナブルさ。いろいろな特集が組まれていて、話題も情報も豊富な就職ステーションである。「内定者ズバリ100人インタビュー」「大手人事部長が答える、できる学生できない学生の見分け方」「マスコミ誌上作文添削ゼミ」「自己分析道場・今からはじめる自分探しの旅」・・・などなどいろいろな企画が目白押しで、特集タイトルをみただけで、興味をひく。ぜひ、毎月定期購読をオススメするが、こちらは、先にも触れた大学の就職部には、必ず置いているので、必要な部分は、コピーするなどして情報収集&ストックしておくのも良いだろう

エントリー対策本・面接対策本・筆記試験対策本を選ぶときのポイントとは?

これらも数多く類書が出ているね。これらの中では、大学受験時に、諸君もいろいろ対策本を買ったと思うが、レイアウトや著者、そして内容など、いろいろ購買ジャッジがあると思うが、自分が「これは使えそうだ!読みやすい!」と思えるものを購入した方が、長くその本ともつきあえるだろう。また、年度版になっている本は、それだけロングセラーで売れている証拠であるので、そのような基準で選ぶのもよし!確かに、1500円前後の書籍なので、価格的にもそれなりにもするよね?そんなに内容が180度変わる、というものでもないので、OB・OG・先輩などからもらったり、ブックオフや古本屋などで購入するのもOKだろう。

企業&業界研究本もCHECKしておこう!

自分のやりたい仕事がどんな業界にあって、実際にどんな仕事をするのか、などの業界の知識が深められる本を用意するとよい。最近では、図解になっていたり、持ち運びにも便利な文庫サイズになっているにもあり、要CHECKだ。また、その他、自己分析、SPI対策などの本も必要になるから、自分のテイストにあったものを購入し、今後の就職活動の基礎基本を固めておこう。

唐沢就職格言

① 大学の就職部は、どんどん利用すべし!

② 資料請求ハガキから、すでに就職活動は始まっている!

③ 就職活動本は、自分にあったものを買うべし!

次回へ続く…