今振り返ってみると私のマスコミへの思い入れが更に強くなったのは、このマスコミ講座を受けてからだったように思う。中学の頃から漠然とマスコミへの憧れを抱いていたけれども、実際にはそのためにどう動いていいか、そして何をすればいいかわからずにいた。ただマスコミへの道は厳しく険しいということだけは誰からか聞き、耳に残っていた程度で・・・。大学に入学し、あっという間に３年になり、いよいよ「就職」という言葉が現実化してきた時にこの「マスコミ講座」の告知を目にした。私はとりあえず昔からの夢を一歩でも近づけたいという気持ちで迷わずにこのマスコミ講座に応募をした。
第１回目、教室に入るとたくさんの生徒がいた。「こんなにマスコミへの就職希望の子が多いんだ・・・」と思ったのをとてもよく覚えている。そしてその周りの子達の積極的なこと！！あまり人前に出るのが好きではない私は周りの生徒達が唐沢先生の質問に手を上げて積極的に答えている姿を見て初めてあせりを感じた。「このままではいけないな」周りの積極的な姿に背中を押された。
授業自体は堅苦しいものではなくとても楽しんで受けられた。やはり自分の興味のあることだとスーッと素直に自分の頭に吸収できた。唐沢先生が黒板に書くこと以外の事もノートに書き込み、その時に自分で思ったことも書き込むようにしていた。唐沢先生が「オリジナリティを持つこと」と毎回言っていたので、どんな事に対しても自分の意見や思いを書き込むようにしていた。授業を受ける度に、自分の夢が具体化されていくようで楽しかった。相変わらず積極的にはガンガンいけなかったけれども、確実に自分の中でマスコミへの思いが強くなっていった。マスコミへの就職関連の参考書はたくさん出ているけれど、私はマスコミ講座を受けずに参考書だけを頼りにしていたら今の自分はないと思っている。大袈裟ではなく、マスコミ講座を受けたからこそ同じものを目指す仲間と出会え、唐沢先生にたくさんの自信をもらい、自分を信じられるようになったのだと思う。格好よすぎかもしれないが、最終的には「自分に自信を持つ」ということが何よりも大切だと思うから。マスコミ講座を通して自分自身と向き合うことができたので、迷わずに講座を受けたことは自分にとって正しかった最初の選択だったと今でも思っている。自分にとって必要だと思ったことは迷わずにやってみる！！これが次への大きな一歩になるはずだ。

（原文のまま）